佐太神社(島根県松江市)
目次
曖昧な記憶で参拝を振り返る
仕事で島根県松江市を訪れた際に参拝。
当時の記憶はあまりありませんが、松江に来たから近くの神社に参拝しようと思って、たまたま選んだのが「佐太神社(さだじんじゃ)」だったと思います。
松江の市街地から少し外れた所にあったのと、川(佐陀川)を渡った先にあったのは覚えています。

佐太神社の社号標。その奥が駐車場、さらにその奥が社殿
こちらは3つの社殿が横に並ぶ珍しい造りなのですが、(記録は残っていませんが)それより前に、福岡県行橋市の「今井津須佐神社」を参拝した時にも社殿が並列(というか、こちらの場合は1つの社殿に拝殿が並列)しているのを見ていたので「こういう造りの神社って結構あるのかな?」という印象でした。

三殿が並ぶ社殿は見ごたえがありました
個人的には、白地に青で染められた社紋が3つ並ぶ姿がモダンに見えて「センス良いな」と感じました(写真には残っていませんが、三殿とも社紋が違ったと記憶しています)。
今どきなアレンジなのか昔からそうなのか・・・。

個人的にお気に入りです
参拝の後、御朱印を頂いて帰りました。
佐太神社の御由緒
創建年は不明ですが、社伝によると垂任天皇54年(3~4世紀?)に社殿が造られ、伊弉諾尊・伊弉冉尊の二柱を合祀したと記録があるそうです。
出雲國風土記に「佐太大神社(さだおおかみしゃ)」あるいは「佐太御子社(さだみこしゃ)」と記され、「出雲國三大社」の一つとして称えられていました。
また、「延喜式」には「佐陀大社」と記され、中世には出雲國二宮として仰がれました。
本殿は「正中殿」「北殿」「南殿」の三殿並列の珍しい造りをしており、この三殿構えは平安末期に成立したと言われています。
三殿には合計12柱の神様が祀られていますが、主祭神は正中殿に祀られている「佐太大神(さだのおおかみ)」だそうです。「猿田毘古大神(さるたひこのおおかみ)」と同神とされています。
現在の社殿は文化4年(1807年)に造営されており、国の重要有形文化財に指定されています。
最盛期には224人の神職を有し、年間の祭事は70以上におよんだと伝えられていますが、神仏分離や神社精度改革などでその数は少なくなっています。
400年以上前から「御座替祭(ござがえさい)」という例祭で執り行われていた神事芸能「佐陀神能(さだしんのう)」は出雲流神楽の源流と言われており、国の重要無形民俗文化財やユネスコの無形文化遺産リストに登録されています。
佐太神社の御朱印

佐太神社の御朱印
佐太神社の概要
- 神社名
- 佐太神社
- 主な御祭神
- 北殿、正中殿、南殿の三殿に12柱が祀られています
正中殿
・佐太大神(さだのおおかみ)
・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
・伊弉冉尊(いざなみのみこと)
・事解男命(ことさかをのみこと)
・速玉男命(はやたまおのみこと)
北殿
・天照大神(あまてらすおおみかみ)
・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
南殿
・素戔嗚尊(すさのおのみこと)
・秘説四座
- 社格等
- 主な摂末社
- 田中神社
早人社
母儀人基社
隨神社
山王社
宇智社
玉御前社
竹生島社
戸立社
振鉾社
垂水社
天神社
- 鎮座地
- 島根県松江市鹿島町佐陀宮内73
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- 御朱印を頂ける場所
- 同敷地内社務所
- 参拝日
- 平成30年8月4日
- 地図
駐車場について
参拝者用の無料駐車場があります。