【神社巡り】白兎神社(鳥取県鳥取市)
目次
曖昧な記憶で参拝を振り返る
仕事で鳥取県鳥取市に行った際に参拝。
国道9号線を米子方面から鳥取市へ進むと、トンネルを抜けた先に左手に海岸がパーッと広がって良い景色に遭遇します。
これが「白兎海岸」です。「因幡の白兎」で白兎がサメの背に乗って海を渡ったという伝説があります。
その白兎海岸の右手には道の駅「神話の里・白うさぎ」があり、「白兎神社」はその奥にあります。
道の駅が見えると横に大きな鳥居も見えるので分かりやすいと思います。
道の駅の駐車場に車を停めて参拝。
手水舎で手を清めると「大黒さまのいうとおり きれいな水に身を洗い がまのほわたにくるまれば うさぎはもとの白うさぎ♪」という「童謡:大黒様」が流れてきます(実際の歌詞は何番かは忘れました)。どうやらセンサーで反応しているみたいです。
広島県人の私からからすると「大黒様の言う通り 綺麗な水で研ぎ洗い 強火弱火で炊き上げりゃ 大黒様の金札米」というお米のCMソングが頭を過ぎります。
境内にはうさぎの石像がたくさん置かれています
階段を少し登った先に社殿があります。
周りを林に囲まれ、少し神秘的な雰囲気でした。
白兎神社の拝殿
参拝の後御朱印を頂いて、鳥取市街方面へ向かいました。
私は見逃してしまったのですが、白兎が実際に身を洗ったとされる池もあるようです。
道の駅の「名誉駅長」も白うさぎ
白兎神社の御由緒
創建の由緒は不明。現在鎮座している場所(身干山)は白兎が真水で身を洗った後に、その身を乾かした場所と伝えられています。
「古事記」にある因幡の白兎伝説は以下の通り。
淤岐ノ島に流されていた白兎が「和邇(サメ)の数を数える」と嘘を付き、和邇の背を渡って対岸の気多之前まで渡ろうとしました。
もう少しで渡りきるという所で嘘がばれ、和邇に皮を剥がれてしまいます。
そこに現れた八十神(大国主命の兄たち)が、「海水で身を洗えば良くなる。」と嘘を教え、痛みがより激しくなってしまいます。
その後に現れた大国主命が「真水で身体を洗い、蒲の穂を敷いて横になれば良くなる。」と教え、そのとおりにすると元通りに戻りました。
その後、大国主命と八上姫の縁を取り持ったのが白兎で、そのため縁結びの神様ともされています(平成22年に「恋人の聖地」に選ばれています)。
(八上姫については賣沼神社にも書いていますが、記事作成時に同日に参拝していたと気付きます)
また、伝説の内容から皮膚病に霊験のある神様としての信仰もあります。
かつては「大兎大明神」「白兔大明神」とも呼ばれていたそうです。
主祭神の「白兎神」のほか、「保食神(うけもちのかみ)」「豊玉比売(豊玉姫命)」を合祀しています。
白兎神社の御朱印
白兎神社の御朱印
白兎神社の概要
駐車場について
道の駅「神話の里 白うさぎ」と共用の無料駐車場があります。