【神社巡り】胡子神社(広島県広島市中区)

目次

曖昧な記憶で参拝を振り返る

時は令和元年11月20日。

当時私は広島市中心部で仕事をしており、17時30分ころ仕事が終了。

「そういえば今は『えびす講』の期間中だったから、特別な御朱印が頂けるかな?」と思い、軽い気持ちで「胡子神社」へ向いました。

「えびす講」、正式名称「胡子大祭」と言えば広島の三大祭として有名で、広島市の中心部に鎮座する「胡子神社」の大祭です。

お祭り当日は屋台が立ち並び、お祭り目当てで多くの人で賑わいます。

商売繁盛の神「えびす神」のお祭りなので、お祭り期間中に熊手を買うのは広島での恒例行事です。

そしてかつては暴走族が引退式を行う関係で警察と衝突する姿が全国ニュースになるほど有名でした(現在はそんな事はありません)。

そういや私がかつて高校生か大学生くらいだった頃、えびす講開催中に広島電鉄(広電)に乗って市中心部へ行こうとしたら、車両のほぼ全てが同じ衣服の暴走族に埋め尽くされていた事を思い出しました。

「いや、そこは電車じゃなくてバイクで移動しんさいや。」と思いましたが、とても居たたまれない気分でした。

話を元に戻しますが、胡子神社に到着すると、さすがお祭り期間、参拝と御朱印を求めてかなりの人が並んでいました。

係の人に「御朱印貰うのに2時間~2時間半くらいかかる。」と言われましたが、後ろの予定は特に無かったので行列に並ぶ事にしました。

胡子神社
胡子大祭開催中に掲げられる灯篭

途中する事が無いので灯篭の写真を撮るくらいしかできません。

胡子神社
胡子神社の拝殿

近くで熊手が売られていたのですが、行列で待っている間にどこかの会社が100万円の熊手を買っていました。

半分見栄みたいな物もあるんじゃないですかね、「それを社員に還元したら良いのに。」と思いました。

そして、「2時間かかる。」と言われました行列は、実際には「1時間50分」で参拝する事ができました。ギリギリ2時間切りです。

御朱印を求める多くの参拝客の対応をするのは流石に大変なようで、達筆な助っ人の力も借りながら複数人で御朱印を書いていらっしゃいました。

胡子大祭期間中の金ピカの御朱印を頂き、「約2時間待った甲斐があった。」とご機嫌で家路に着きました。

胡子神社
これはいつだったか初詣で参拝した時

しかしこちらの神社、神社自体はとても小さく、2つの百貨店(1つは現在ヤマダ電機になっていますが)の間に挟まるように鎮座しています。

にもかかわらず広島三大祭の1つにあげられるというのは、広島市の中心部に鎮座しているという影響が強いのでしょうか?

胡子神社の御由緒

創建は慶長8年(1603年)、吉田町(現在の安芸高田市)にあった「西光寺胡堂」で祀られていた「えびす神」を、町内繁栄のため「年寄役:銭屋又兵衛」「大年寄:松屋太郎右衛門」の2名が勧請した事が起源とされています。

また、それによって当地が「胡町」となります。

昭和20年(1945年)、原子爆弾により広島市中心部は焦土と化し、胡子神社も壊滅的な被害を受けますが、原爆投下からわずか2ヶ月足らずでバラックの仮殿を建て大祭を挙行したそうです。

御祭神は「蛭子神」「事代主神」「大江広元公(毛利家の始祖)」の三柱を一体とした「えびす神」で、「商売繁盛の神」や「福の神」として信仰されています。

毎年11月18~20日の間に「胡子大祭(通称:えびす講)」が開催され、広島三大祭のひとつとされています。

胡子神社の御朱印

胡子神社の胡子大祭期間限定の御朱印

胡子神社の胡子大祭期間限定の御朱印

胡子神社の概要

神社名
胡子神社
主な御祭神

主祭神えびす神(えびすしん)蛭子神・事代主神・大江広元公の三柱が一体となった神

鎮座地
広島県広島市中区胡町5-14
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御朱印を頂ける場所
胡子大祭期間中は神社前で授与されていました
参拝日
令和元年11月20日
地図

駐車場について

駐車場はありません。神社周辺は自動車乗り入れ不可なので、近隣のパーキング等に駐車して参拝してください。