【神社巡り】揖夜神社と黄泉比良坂(島根県松江市)
目次
曖昧な記憶で参拝を振り返る
平成26年4月20日の参拝
(揖夜神社に参拝していますが、ほとんど黄泉比良坂の記憶を綴っています)
平成24年の出来事なので随分と前になりますが、
当時島根県界隈で仕事をしていた時の話です。
松江市の国道沿いの食事処で昼食を取りつつ、東へと移動していた際に、
道路脇に「黄泉比良坂」という看板を目にしました。
私くらいの年代(アラフォー世代)だと、
黄泉比良坂と聞くと、アニメ「聖闘士星矢」における蟹座(キャンサー)のデスマスクのアレでその存在を認知した人も多いのではないでしょうか。
まさか黄泉比良坂が現代に存在しているとは思ってもみなかったので、向かってみる事にしました。
国道から線路を渡り、狭い坂道を登っていくと、
ほどなくして駐車場に到着。
山林に続く細長い坂道がそこにあるのですが、
木陰の下で薄暗く、どことなく不気味。
目の前の坂を越えて行くのですが、
黄泉比良坂といえば「この世とあの世をつなぐ坂」ですので、
この先を進めばあの世に行くのか、と思いながら歩を進めました。
黄泉平坂を越えるとそこは!!
山林の反対側の道路(笑)
あっけない結末に拍子抜けしたものです。
その後は来た道を(あの世からこの世へ)戻り、
近くにある「揖夜神社(いやじんじゃ)」まで、再び車で移動して参拝しました。
令和5年9月1日の参拝
令和5年9月1日に揖夜神社を再度参拝しました。
揖夜神社では毎年8月28日に豊作豊漁を祈願する「穂掛け祭」というお祭りが行われるそうで、ニアミスでした。
また、令和5~6年にかけては御遷宮が挙行されるとのことで、9月現在は仮御殿で参拝しました。
正遷座祭は令和7年5月17日に行われるそうで、どのような姿になるのか今から楽しみです。
前回参拝時は御朱印を頂けませんでしたが、今回は頂けました。
御朱印を頂き、揖夜神社をあとにしました。
揖夜神社の御由緒
創建についての詳細は不明のようですが、「日本書紀」では「言屋社(いふのやしろ)」、「出雲国風土記」では「伊布夜社(いふやのやしろ)」と記載されており、平安朝以前の古くから広く知られていた古社だそうです。また黄泉の国と縁の深い神社として中央でも重視されたと言われています。
大内氏、尼子氏、毛利氏、堀尾氏、京極氏、松平氏などの武将からの崇敬に厚く、多くの寄進や社殿の修造を行っています。
黄泉平坂は、生者の住む現世と死者の住む他界(黄泉)との境目にあるとされる坂、または境界場所のことです。
「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」が先だたれた「伊邪那美命(いざなみのみこと)」を追い、黄泉の国に入りますが、その入口が黄泉平坂です。
「黄泉平坂は、今は出雲国の伊賦夜坂と言われている。」という伝承があり、伊賦夜坂を黄泉平坂としています。
揖夜神社の御朱印
揖夜神社の御朱印
揖夜神社の概要
- 神社名
- 揖夜神社
- 主な御祭神
主祭神伊弉冉命(いざなみのみこと)国生み・神生みを行った女神
配神大己貴命(おおなむちのみこと)出雲大社等で祀られている大国主命の別名 少彦名命(すくなひこなのみこと)大国主命と共に国造りを行う。身体の小さな神様 事代主命(ことしろぬしのみこと)「えびす様」の愛称で商売繁盛の神様として信仰されている
- 社格等
- 神階
- 正五位下
- 主な摂末社
- 韓国伊太氐神社
三穂津姫神社
- 鎮座地
- 島根県松江市東出雲町揖屋2229
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- 御朱印を頂ける場所
- 敷地内の社務所で頂けます
- 参拝日
- 平成26年4月20日、令和5年9月1日
- 地図
駐車場について
参拝者用の無料駐車場があります。