【神社巡り】元伊勢籠神社(京都府宮津市)
目次
曖昧な記憶で参拝を振り返る
令和6年8月11日の参拝
8/11~12で兵庫県と京都府の北部を旅行しました。
兵庫県豊岡市の「出石神社」を参拝した後のお話。
当初予定では、この日はこれ以上神社巡りはせずに移動だけしようと思っていたのですが、「出石神社」を出発したのが14時前。
「これだったらもう一社参拝できるな。」と思い、神社を目指す事にしました。
辿り着いたのは京都府宮津市。日本三景のひとつ「天橋立」がある地です。
宮津市には丹後国の一宮(総社とも言われています)で、旧官幣大社でもある「元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)」が鎮座しています。
さすが日本三景のお膝元だけあって観光客が多かったです。
今回の旅は渋滞を避けるため、なるべく人が多くなさそうな地域を目指していました。そんな訳で、いかにも人の多そうな「元伊勢籠神社」は避けていたのですが。。。
「元伊勢」という名称は、ざっくりと説明すると「天照大神」が大和国の笠縫邑からこの地にお遷りになり、4年お祀りした後に伊勢にお遷された所から来ています。
その後、「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」の兄弟神である「彦火明命(ひこほあかりのみこと)」を主祭神としてお祀りしているとのことです。
境内は写真撮影禁止とのことで、写真はここまで。
参拝をして御朱印を頂きますが、現在使っていた御朱印帳のページが無くなりそうだったので新しい御朱印帳を頂きました。
その後、奥宮「眞名井神社(まないじんじゃ)」に向かいます。
「眞名井神社」は「元伊勢籠神社」から少し山を登った所に鎮座しています。道中、「天橋立」が横から見えました。
「眞名井神社」の御祭神は伊勢神宮の外宮と同じ「豊受大神(とようけおおかみ)」。もともとこの地に「眞名井神社」が鎮座しており、その縁故で「天照大神」がこの地にお遷りになったそうです。
こちらも写真撮影が制限されていますので、写真はここまで。そして参拝。境内には磐座が鎮座していました。
色々と案内なども書いてあったのですが、写真が撮れていないので内容がどうたったか・・・。
さてこの後、「天橋立」を見るために股のぞき場のある「傘松公園」に行くかどうしようか少し悩みます。
もともと「天橋立」の観光予定もなかったのですが、「天橋立」は「伊弉諾尊」と「伊弉冉尊」が日本の島々を作る際に立った「天の浮橋」とも言われているので見てみることにしました。
「傘松公園」にはケーブルカーかリフトに乗って行きますが、乗り場は「元伊勢籠神社」からすぐ近くです(ちなみに往復800円)。
リフトに乗って傘松公園へ行き、天橋立を上から眺めます。やはり横から見るのとは違います、海(というか湖ぽく見える)の真ん中に木々が立つ不思議な光景でした。
また、傘松公園には「冠島沓島遥拝所」がありました。若狭湾に浮かぶ冠島は「彦火明命」が天界から降り立った地とされています。こちらも参拝。
という訳でしっかりと天橋立を観光しこの日の参拝は終了となります(翌日に続く)。
籠神社(元伊勢籠神社)の御由緒
神代の時代より奥宮のある真名井原の地に「匏宮(よさのみや)」として「豊受大神」がお祀りされていました。
第10代 崇神天皇の代に、宮中でお祀りされていた「天照大神」が宮中の外にお祀りされることとなりました。
最初に大和国の笠縫邑にお祀りされ、その次に「吉佐宮(匏宮)」にお祀りされました。4年お祀りされた後、幾つかの地を巡り伊勢の地にお祀りされました。
その後、御本宮を現在地にお遷しし、社名を「籠宮(このみや)」と改め、養老3年(719年)に「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」の兄弟神「彦火明命(ひこほあかりのみこと)」を主祭神としてお祀りします。
伊勢神宮内宮・外宮の元宮という意味で「元伊勢」と呼ばれています。ですので、「元伊勢」は付けず「籠神社(このじんじゃ)」が正確な社名のようです。
延長5年(927年)に編纂された「延喜式神名帳」では、名神大社に、中世では丹後国一宮に列格します。また、山陰道八ヶ国で唯一の官幣大社に列格しました。
「籠神社」の宮司は「彦火明命」の子孫とされる海部家が務められており、現当主は83代目にあたるそうです。
宮津市の隣には「与謝郡与謝野町」という地名がありますが、これは「匏(吉佐)」に由来すると伝えられています。
籠神社(元伊勢籠神社)の御朱印
元伊勢籠神社の御朱印(本宮)
元伊勢籠神社の御朱印(本宮と奥宮)
籠神社(元伊勢籠神社)の概要
- 神社名
- 籠神社(元伊勢籠神社)
- 主な御祭神
籠神社
主祭神彦火明命(ひこほあかりのみこと)邇邇藝命の兄弟神。冠島に降臨したとされる
相殿豊受大神(とようけおおかみ) 天照大神(あまてらすおおかみ) 海神(わたつみのかみ) 天水分神(あめのみくまりのかみ)
眞名井神社
磐座主座豊受大神(とようけおおかみ)衣食住を司る神で、天御中主神と同神であるとされる
相殿罔象女命(みづはのめのみこと) 彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと) 神代五代神(かみよいつつよのかみ)
磐座西座天照大神(あまてらすおおかみ) 伊射奈岐大神(いざなぎのおおかみ) 伊射奈美大神(いざなみのおおかみ)
- 社格等
- 主な摂末社
- 恵美須社
猿田彦社
春日社
天照大神和魂社
眞名井稲荷社
- 鎮座地
- 京都府宮津市字大垣430
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- 御朱印を頂ける場所
- 同敷地内社務所
- 参拝日
- 令和6年8月11日
- 地図
駐車場について
参拝者用の駐車場があります。鳥居から向かって左手に入口があります(7:30~18:00)。
30分以内は無料ですが、それを超える場合は700円でした。
付近の観光用の有料駐車場も同じような価格でした。