お松大権現(徳島県阿南市)

曖昧な記憶で参拝を振り返る

徳島県阿南市に仕事で訪れた際に参拝。

広島からはるばる徳島県まで来ているので、「ここまで来たのだから神社に寄って帰りたい。」という思いが生まれました。

阿南市周辺で面白そうな神社が無いか探していると「お松大権現」というかわった名前の神社を発見し、行ってみる事にしました。

お松大権現

お松大権現の鳥居周辺。大きな招き猫がお出迎えしてくれます。

招き猫がある理由は「お松大権現」は日本三大化け猫伝説のひとつだからだそうです。

そのため、境内には狛犬ならぬ「狛猫(?)」や猫の奉納物などがたくさんありました。

お松大権現

猫好きにはたまらない神社だと思いますが、私は犬派です(猫も好き)

それにしても化け猫伝説って全国的にあるものなんですね。

もっとも、「化け猫」と言っても悪い化け猫ではなく、
お松さんという江戸時代の女性が不当な裁判の末に直訴し処刑となり、
その愛猫が化け猫となり、主のかたきを討った。。。というような話でした、たしか。

お松大権現

こんなに招き猫を見ることは無いでしょうね

参拝の後は御朱印を頂いて帰りました。

お松大権現

お松大権現の拝殿

という訳で神社内の至る所に猫がフィーチャーされています。
猫好きな方は参拝されてみては如何でしょう?

お松大権現

石畳にも猫の足跡がありました

お松大権現の御由緒

天和・貞享年間(1681~1686年)、当時の阿波国那賀郡加茂村は不作続きの年をむかえており、庄屋の惣兵衛は村の窮状を救うため、私有の田地を担保に近在の富豪野上三左衛門からお金を借りていました。

返済期限が近づいていた時、惣兵衛はちょうど通りすがりの三左衛門にお金を返しますが、通りすがりのため証文を受け取っていませんでした。

惣兵衛は間もなく病死。惣兵衛の妻「お松」は三左衛門に証文を請求しますが、三左衛門は渡そうとせず、あげくお金を受け取っていないと言う始末。担保の田地も取り上げられてしまいました。

お松は奉行所に申し出ましたが、お松の容姿を気に入った奉行はお松に食指を動かそうとしました。しかし、お松は奉行の意に応じなかったため、また奉行は三左衛門から袖の下を受け取っており、お松に対して不当な裁きを下してしまいました。

お松はそれを不服として死を決して藩主の行列をよぎり直訴します。直訴はその是非を問わず死罪となるため、日頃寵愛していた猫(三毛)に 遺恨を伝えながら、その年に処刑に殉じました。

その後、お松の飼っていた猫が怪猫となり、三左衛門や奉行の家々を滅ぼしたという伝説があります。

「直訴によって悪人を倒した」という伝説から勝負事への御利益、転じて受験生の合格祈願として参拝客が多いそうです。

お松大権現は「有馬(久留米)」「鍋島(肥前)」とともに日本三大怪猫伝の一つに挙げられています。

お松大権現の御朱印

お松大権現の御朱印

お松大権現の御朱印

お松大権現の概要

神社名
お松大権現
主な御祭神
お松様(義理大権現)
社格
現在の分類- 単立神社
鎮座地
徳島県阿南市加茂町不ケ63
駐車場の有無
有(無料)
御朱印を頂ける場所
同敷地内社務所
参拝日
平成26年11月2日
地図