【神社巡り】岩國白蛇神社(山口県岩国市)
目次
曖昧な記憶で参拝を振り返る
仕事で山口県岩国市を訪れた際に参拝。
岩国市の中心部で仕事を終えた後に、近くの神社に参拝しようとして見つけたのが「岩國白蛇神社」でした。
岩国と言えば白蛇が有名なのですが、白蛇を祀る神社があるのは知りませんでした(正確には白蛇は神様の使いで、白蛇を祀っているわけではないようです)。
岩国の中心街から少しだけ外れた所に神社がありますが、コンビニ側から見える入口は車両の祈祷用の物のようで、参拝者用の駐車場は左側に一本入った通りにあります。
車両祈祷用の入口にある社号標
駐車場がある側の入口には「白蛇観覧施設」も併記された看板があります。
入口には米俵と白蛇をかたどった石像があります。
階段を登ると鳥居と本殿が見えます。
左側が神社で、右側が白蛇観覧施設になります。
手水舎にも白蛇がかたどられています。
岩國白蛇神社は平成24年(2012年)に建立された新しい神社なので、社殿も奇麗です。
岩國白蛇神社の拝殿
本殿には白蛇の彫刻があります。
白蛇の部分だけちゃんと白く塗られているのは芸が細かいと思いました。
岩國白蛇神社の本殿
境内には菅原道真公を祀る「今津天満宮」も鎮座しています。
道真公が太宰府に左遷される際、この付近で休息をとられたとされています。
境内社:今津天満宮
境内には「白蛇供養塔」が併設されており、こちらには「弁財天(白蛇神社)」と案内がありました。
弁財天(白蛇神社)
参拝の後は「白蛇観覧施設」でシロヘビを見ました。
どうやらシロヘビの正体はアオダイショウのアルビノ個体だそうです。
そういえば以前、錦帯橋の近くでシロヘビの観覧施設を訪れた事があるのですが、岩国市には同じような保護施設が何ヶ所かあるそうです。
岩國白蛇神社の御由緒
日本では、古くから白い色の動物を神の化身として神聖視していました。
岩国の白蛇は江戸時代から生息していたという歴史があり、元文3年(1738年)には錦帯橋のある横山千石原の城門近くで白蛇が発見されたという記録があります。
また、岩国藩の藩主吉川家の米蔵をネズミの食害から白蛇が守ってきたとも言われており、これが弁財天(宇迦之御魂神)と習合して信仰され、各地に白蛇堂や祠が建てられました。
岩國白蛇神社は、地域の人々をはじめとする岩国市民の白蛇信仰にもとづき、平成24年(2012年)、厳島神社(広島県廿日市市)より御祭神を勧請し創建されました。
福徳、金運、開運(健康長寿・商売繁盛・厄除・交通安全)に御神徳があるとのことです。
白蛇は、アオダイショウのアルビノ(白化個体)と言われており、岩国市のみに生息する世界的にも珍しいヘビで国の天然記念物に指定されています。
なお、白蛇自体は神様ではなく、神様の使いとして信仰されているそうです。
岩國白蛇神社の御朱印
岩國白蛇神社の御朱印
岩國白蛇神社の概要
- 神社名
- 岩國白蛇神社
- 主な御祭神
- 宗像三女神
・田心姫神(たごろひめのかみ)
・湍津姫神(たぎつひめのかみ)
・市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
- 主な摂末社
- 今津天満宮
- 鎮座地
- 山口県岩国市今津町6丁目4-2
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- 御朱印を頂ける場所
- 同敷地内社務所
- 参拝日
- 令和4年7月28日
- 地図