【神社巡り】桂濱神社(広島県呉市)
目次
曖昧な記憶で参拝を振り返る
令和5年7月13日の参拝記録
仕事で広島県呉市倉橋を訪れた際に参拝。
現在は呉市に編入されていますが、旧倉橋町といえば「倉橋島」という島にある町で、呉市と倉橋島を繋ぐ「音戸大橋」はくるくるとらせん状に回る道路が特徴的です。
さていつものように仕事を終えて近くの神社に参拝する事にしました。
参拝の候補は「桂濱神社(かつらはまじんじゃ)」か「春日神社(かすがじんじゃ)」。どちらにしようかと悩んだのですが「春日神社」の方は駐車場の場所が分からず断念。
一方の「桂濱神社」は呉市のホームページによると「桂浜温泉館の駐車場をご利用ください。」とのことです。
という訳で「桂濱神社」の隣にある「桂浜温泉館」の駐車場に車を停めます。
そこから「桂濱神社」は歩いてすぐです。
神社境内は人の気配がありませんでした。
整然とした~という感じではありませんでしたが、歴史のある神社だそうで本殿は国の重要文化財に指定されています。拝殿内は沢山の奉納物がありました。
境内は無人でしたので御朱印は頂けていません。参拝のみ済ませました。
せっかくですので、神社の手前にある砂浜「桂浜」を散策してみます。
「桂浜」と言えば高知の龍馬像がある所を想像しがちですが、こちらも立派な砂浜で手前に松林が広がっています。
こちらの「桂浜」はかつての瀬戸内の要衝地で、白い砂浜と美しく穏やかな瀬戸内の海を眺める事ができます(ただし当日は小雨が降っていました)。
「桂浜」はキャンプ場にもなっています。
そういえば私が訪れた日の週末に「アクアスロンくらはし大会」が催されるようで、桂浜には工事業者の方が設営準備などをしていました。
その中を私は普通に見物していたので、若干浮いていたような気がします。
「トライアスロン」は分かりますが「アクアスロン」はピンと来ませんでしたが、大会のWEBサイトによると「トライアスロンから自転車ロードレースを除いたもの」だそうです。
競技用の自転車は高価ですが、それが無くてもできるので始めやすい競技だそうです。たしかに。
旧倉橋町は造船業で栄えた町で、近くにある「長門の造船歴史館」には復元された遣唐使船があったり、厳島神社管絃祭の御座船があったりします。
御座船は現役なのでしょうか?だとしたら管絃祭の時は宮島まで行くのかな?
ちなみに「長門」とは倉橋島の古い呼び名だそうで、船といっても「戦艦長門」との関係は無いようです。
「桂濱神社」と「桂浜」を散策して帰りました。
桂濱神社の御由緒
創建年は不明ですが、天平8年(736年)に遣新羅使の一行が下向の際、倉橋の海上に船泊した時に神社を思わせる俳句を詠んでいたことから、当時既に鎮座していたと考えられているそうです。
文明12年(1480年)には、時の領主「平朝臣弘重」「貞光」「檀那平朝臣民部丞実時」によって再修されたそうです。
昭和57年(1982年)、本殿が国の重要文化財に指定されています。
古くは「八幡宮」と呼ばれていましたが、明治4年から「桂濱神社」と改称しています。
御祭神は「仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)」「応神天皇(おうじんてんのう)」「神功皇后(じんぐうこうごう)」「宗像三女神」で、宇佐八幡宮から御神霊を勧請してお祀りしています。
神社境内前にある「桂浜」はかつては瀬戸内の要衝地であり景勝地でもあったそうで、「万葉集」には桂浜の風景を詠った俳句もあるそうです。
桂濱神社の概要
- 神社名
- 桂濱神社
- 主な御祭神
仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)第14代天皇。日本武尊の子で神功皇后の夫にあたる 応神天皇(おうじんてんのう)第15代天皇。「八幡神」としても信仰されており、「宇佐八幡宮」から御分霊を勧請 神功皇后(じんぐうこうごう)第14代:仲哀天皇の皇后。応神天皇の母にあたる 宗像三女神「天照大御神」の誓約で生まれた三柱の女神
・多岐津姫命
・市杵島姫命
・多紀理姫命
- 鎮座地
- 広島県呉市倉橋町才ノ木599
- GoogleMapで開く
- 御朱印を頂ける場所
- 不明
- 参拝日
- 令和5年7月13日
- 地図
駐車場について
呉市のWEBサイトに「桂浜温泉館の駐車場をご利用ください。」と記載がありました。