【神社巡り】住吉神社(福岡県福岡市博多区)
目次
曖昧な記憶で参拝を振り返る
令和6年4月12日の参拝
福岡県福岡市を訪れた際に参拝。
宿泊先のホテルのすぐ近くが「住吉神社(すみよしじんじゃ)」だったので、チェックイン後に参拝しました。
福岡市の「住吉神社」と言えば、大阪府の「住吉大社」、山口県の「住吉神社」とともに「日本三大住吉」と呼ばれています。
博多の駅前のけっこうな繁華街に鎮座しているのですが、以前は河口の岬だったそうです。そんな感じは全くしないです。
住吉通り側の南参道から境内に入ります。
「住吉神社」は筑前国の旧一宮で、近代社格制度では官幣小社にも列格していました。
「住吉神社」の主祭神は「底筒男神(そこつつのをのかみ)」「中筒男神(なかつつのをのかみ)」「表筒男神(うわつつのをのかみ)」の三柱を総称した「住吉三神」です。
「伊弉諾大神(いざなぎのおおかみ)」が黄泉の国から帰ってきた際、その身体の穢れを川の水で祓った際に生まれた神々と言われており、災から身を護る神とされています。
同じ「日本三大住吉」でも、大阪・山口とは社殿の配置が異なるのが興味深い所です。
御本殿は江戸時代に藩主「黒田長政(くろだながまさ)」が再建したもので、国の重要文化財に指定されています。
「住吉神社」は相撲の神様としても信仰されており、境内には「古代力士像」もありました。立派な躯体と巨体です。
本殿参拝の後は御朱印を頂き、境内を散策。境内社は全て回り切れていませんがダイジェストでどうぞ。
境内社の情報
神社名 | 菅原神社 |
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御祭神 | 菅原道真公 |
境内社の情報
神社名 | 人丸神社 |
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神社名 | 柿本人麻呂公 |
境内社の情報
神社名 | 志賀神社 |
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御祭神 | 綿津見大神 |
境内社の情報
神社名 | 船玉神社 |
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御祭神 | 猿田彦大神 |
南側の鳥居の近くには功徳池に囲まれた「三日恵比須神社」が鎮座。
境内社の情報
神社名 | 三日恵比須神社 |
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御祭神 | 恵比須大神 |
こちらは「のぞき稲荷」。ほら穴の中に御神体がいらっしゃいます。
境内社の情報
神社名 | のぞき稲荷 |
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御祭神 | 稲荷大神 |
本殿のすぐ左手には鳥居が連なった「荒熊・白髭稲荷神社」が鎮座しています。
境内社の情報
神社名 | 荒熊・白髭稲荷神社 |
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御祭神 | 豊受大神 |
帰りは西側の表参道から帰りましたが、その途中に「少彦名神社」が鎮座しています。
境内社の情報
神社名 | 少彦名神社 |
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御祭神 | 少彦名大神 |
これで「日本三大住吉」を全て参拝できたのでご満悦でした。
住吉神社の御由緒
「住吉神社(すみよしじんじゃ)」には1,800年以上の歴史があるそうで、平安時代に編纂された歴史書「続日本紀」によると、天平9年(737年)に「住吉神社」に関する記述があるそうです。
平安時代には筑前国の一宮とされていましたが、その後度重なる戦乱で荒廃。
江戸時代に入り、元和9年(1623年)、福岡藩の初代藩主「黒田長政」が入国すると寄進により本殿等を再建、これが現在まで残っており国の重要文化財に指定されています。
全国で2,100社を超える「住吉神社」の中でも最初に建てられたと言われており、大阪府の「住吉大社」、山口県の「住吉神社」とともに「日本三大住吉」と呼ばれています。
御祭神の「住吉三神」は災から身を護る神とされていますが、同時に航海・海上安全の神でもあり、かつてこの社地は西側を流れる那珂川河口の岬だったそうです。
住吉神社の御朱印
住吉神社の御朱印
住吉神社の概要
- 神社名
- 住吉神社
- 主な御祭神
主祭神住吉三神 ・底筒男神(そこつつのをのかみ) ・中筒男神(なかつつのをのかみ) ・表筒男神(うわつつのをのかみ)黄泉の国から戻った伊弉諾大神が禊祓をした際に生まれた三柱
相殿神天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ) 神功皇后(じんぐうこうごう)五柱を総称して「住吉五所大神」とも呼ぶ
- 社格等
- 神階
- 従五位下
- 主な摂末社
- 荒熊・白髭稲荷神社
三日恵比須神社
船玉神社
志賀神社
人丸神社
菅原神社
少彦名神社
天津神社
のぞき稲荷
- 鎮座地
- 福岡県福岡市博多区住吉3-1-51
- GoogleMapで開く
- 御朱印を頂ける場所
- 同敷地内社務所
- 参拝日
- 令和6年4月12日
- 地図
駐車場について
参拝者用の無料駐車場があります(こくてつ通り沿い「ホテル法華クラブ福岡」の隣)。