【神社巡り】六所神社(島根県松江市)

目次

曖昧な記憶で参拝を振り返る

令和5年9月2日の参拝

前回投稿の続きです。

前日に鳥取県米子市のホテルに宿泊した私。翌日(当日)に米子市内で仕事を終わらせ、あとは広島に帰るだけ。

帰る道中に神社を参拝しようと思い、何社か神社を訪れることにしました。

最初に向かったのは以前参拝した事のある「揖夜神社」。少し前にNHKのドキュメンタリーで近くにある「黄泉比良坂」が取り上げられていたため、気になってもう一度参拝してみることにしました。

続いて向かったのは「六所神社(ろくしょじんじゃ)」。「揖夜神社」もそうなのですが、「意宇六社(おうろくしゃ)」(出雲国意宇郡に鎮座する「熊野大社」「揖夜神社」「八重垣神社」「神魂神社」「六所神社」「真名井神社」の六社)の中で未参拝の神社へ参拝してみようと思って参拝しました。

意宇川のほとりに「六所神社」は鎮座していました。出雲国府跡もあるようです。

六所神社
意宇川から見た六所神社

神社に到着して分かったのですが駐車場が無い。しかも周囲の道路は車1台がやっと通れるくらいの幅なので路上駐車などしようものなら往来の邪魔になってしまいます。

困った私は地図を地図を見てみると、神社の裏側に出雲国府の駐車場を見つけたので、そこに車を停めて国府跡見学と合わせて参拝することにしました。

しかし、周囲の道路が狭い。神社の前も狭いですが、駐車場に向かう道路も狭い!周りは田んぼが広がるのみなので、昔の農業用の道路という感じです。軽トラが欲しくなりました。

六所神社
周辺の道路はこのくらいの幅でした

なんやかやで国府跡の駐車場(というか駐車スペース)に車を停めて道路を迂回して「六所神社」へ。人の往来のあまり無い所なので、地元の人じゃないと怪しい人に見られたかもしれません。

六所神社
社号標

周囲の田んぼと国府跡と比べると、社地は思ったりコンパクト。でもまぁ昔はもっと広かったのかもしれません。

六所神社
拝殿
六所神社
拝殿を別角度から

御祭神は六柱であることから「六所神社」という社名が付いたと言われているそうです。

六所神社
拝殿をさらに別角度から

参拝をして境内を散策。「出雲国風土記」には「佐久佐社」と記載されているそうですが、「佐久佐社」は現在の「八重垣神社」とする説もあるそうです。

六所神社
狛犬
六所神社
佐久佐社の碑

社務所の窓は開いて御守り等は扱っていましたが、中に人がいない。神職はご不在のようでしたので、御朱印は頂かずそのまま帰りました。

帰りながら国府跡を見学します。昭和40年代に行われた発掘調査で、この地に国府があったことが分かったそうです。

六所神社
この付近はかつての中心地だったそうです

国府跡、と言ってもそれこそ跡地ですので目立って何かがあるという訳でもなく、草むらに基礎石みたいなのが置かれてあるというか。けっこう草が伸びているので、草むらの中に蛇とか紛れていたら嫌だなぁと思いながら見ていました。

六所神社
国府跡。草が茂っていました

しかも周囲は田んぼが広がっていたので、一見するとどこまでが国府跡でどこまでが田んぼなのか。もうちょっと上手い事整備できたら観光資源として面白いんじゃないかなと思いました。

六所神社の御由緒

「六所神社(ろくしょじんじゃ)」は、出雲国の国府跡近くに鎮座する、奈良時代に編纂された歴史書「出雲国風土記」や平安時代に編纂された「延喜式神名帳」に記載されている古社です。

出雲国の総社になります。朝廷から国司が派遣された際は国内の神社を参拝する役目がありました。しかし、実際に全ての神社を参拝すると時間がかかってしまうため、国内の神様をまとめて祀ったのが総社になります。

「六所」という名称は、お祀りする6柱の祭神から称されているそうです。

六所神社の概要

神社名
六所神社
主な御祭神

伊邪那岐命(いざなぎのみこと)伊邪那美命と共に国産み・神産みを行う 伊邪那美命(いざなみのみこと)伊邪那岐命と共に国産み・神産みを行う 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)伊邪那岐命・伊邪那美命の御子神で三貴子の一柱 月夜見命(つきよみのみこと)伊邪那岐命・伊邪那美命の御子神で三貴子の一柱 素盞鳴命(すさのおのみこと)伊邪那岐命・伊邪那美命の御子神で三貴子の一柱 大己貴命(おおなむちのみこと)出雲大社の主祭神「大国主大神」の別称

社格等
中世社格 
出雲国総社
近代社格 
県社
その他分類
意宇六社
主な摂末社
町明神社
王子神社
天満宮
鎮座地
島根県松江市大草町496
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御朱印を頂ける場所
不明
参拝日
令和5年9月1日
地図

駐車場について

空地のようなスペースがありましたが駐車場かどうかは不明です。
神社の裏側に出雲国庁跡の駐車場(スペース)があったので、私はそちらに停めました。
ただし周囲の道路は狭いのでお気をつけください。停める場合は、西側の道路から進んだ方が少し広いです。