【神社巡り】中津瀬神社(山口県宇部市)

目次

曖昧な記憶で参拝を振り返る

仕事で山口県宇部市を訪れた際に参拝。

宇部市のホテルに滞在していたのですが、当時ちょうど「宇部まつり」というお祭りの期間中でした。

地元テレビ局ではお祭りの様子を中継していて、芸能人も出演していました。

宇部と言ったら「宇部興産(2022年に社名をUBEに変えたそうです)」。大手の化学メーカーなので、お祭りのステージの後ろにも会社のロゴが大きく掲げられていました。

ちなみに私は祭りには向かわず、近くのスーパーで夕食を買いに出かけましたが、その道中に「中津瀬神社」を発見。

夕方だったのでその日は参拝せず、翌朝、仕事に向かう前に参拝しました。

付近はアーケードになっていて、さながら昔からの商店街を守る神様なのでしょうか。

この時は知りませんでしたが、中津瀬神社は「狛犬」ならぬ「狛ライオン?」とでも言うのでしょうか、ライオンの石像で有名だそうです。

中津瀬神社

知らなかったから、ライオンの石像がポールに被る

ライオン像の写真は取れていないのですが、境内に猫がたくさんいたので猫の写真は撮っています。

中津瀬神社

当時は「世界ネコ歩き」とか言っていました。

写真にある「赤間石(あかまがいし)」は宇部市や隣の山陽小野田市で採れる石(輝緑凝灰岩)だそうで、古くから「すずり」などに使われているそうです。

中津瀬神社

赤間石の写真かと思いきや、ここにも猫がいます

神職がいらっしゃいませんでしたので、御朱印は頂けていません。

参拝を終えて仕事に向かいました。

中津瀬神社の御由緒

江戸時代後期、付近一帯は水害が頻発し凶作に困窮していていました。

宇部領主の福原房純は寛政10年(1798年)、川の流れを変える一大土木工事を行い、この工事によって一帯は肥沃な良田になりました(そういえばこの付近に「新川」という地名がありますが、この工事が関係しているのでしょうか)。

享和元年(1801年)に「土堤堅めの守護神」として、新川(真締川)の左岸に中津瀬神社が創建されました。

明治期になり付近の神社の統合・合祀や社殿の移設などがありましたが、昭和20年(1945年)に社殿が空襲により焼失。

その後、宇部市の戦災復興都市計画により現在地に移転、境内には仮殿を設けつつ、昭和51年(1976年)に社殿が復興しました。

地域の方々からは「水神さん」と呼ばれ崇拝されているそうです。

私が参拝したのが平成29年ですが、令和3年(2021年)に鎮座220年、さらに宇部市制100年を迎えるということで、奉祝記念事業を執り行うとありました。

「本殿・摂末社の修復」「社務所・参集殿の新築」「新門・透塀・手水舎・参道の整備修復」を行う予定とのことでした。

中津瀬神社の概要

神社名
中津瀬神社
主な御祭神
綿津見神(わたつみのかみ)
瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)
倉稲魂神(うかのみたまのかみ)
社格等
近代社格 
村社
主な摂末社
福稲成神社
龍神社
恵比寿大黒社
鎮座地
山口県宇部市新天町2-2-19
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御朱印を頂ける場所
不明
参拝日
平成29年11月5日
地図

駐車場について

私はホテルから徒歩で参拝しましたが、どうやら境内に参拝者用の駐車場があるようです。